3DMax
3dsMAX逆引き辞典

Lineを作成する

Line Shapeで作成する。次の理由から、このツールではおおまかなプロファイルしか作れない。

  1. 平面上にしかLineが描けない。(意外にも、複数のViewにまたがって描画し、三次元的なカーブを作ることができない。)
  2. 作成モードでは、一度置いたVertexの移動が出来ない上、ベジェエハンドルが見えない。
  3. 3Dスナップを使えば、他のオブジェクトの交点にスナップすることでZ軸方向の奥行きを指定することは可能だが、当初はそのようなオブジェクトはないであろう。

このような理由から、「作成」時はだいたいの位置にVertexを置くだけにして、おおまかな形が完成したら「修正」モードでVertexの位置を直したり、Z軸方向の移動をしなければならない。 修正は比較的楽で、Vertexの追加、削除も容易である。

 

その他のTips。

  1. ベジェエのVertexは、カーブの頂点に置く。
    Illustratorに慣れているとカーブの頂点にポイントを置くようなことはしないが、MAXでは頂点にポイントがある方が、後のサーフェイスの扱いが楽になる。
  2. ベジェエにすべきVertexをシングルクリックでコーナーにしてしまった時は、「修正」パネルのVertexサブオブジェクトでその頂点を右クリックし、Bezierを選択する。
  3. アタッチ」で述べたように、アタッチされていないSplineとは編集ができない。
  4. 複数のLineを描く時、Start New Shapeのチェックをはずしておくと、はじめからアタッチされた状態でLineが作成され、それらはEditable Splineである。このオブジェクトは、特にCompound Splineとも呼ばれ、Text Shapeもそれに当たる。

 

参照:
スプラインの交点数を変更する
LineがEditable Splineに変換できない