AA(アンチエイリアス)
レンダラーのAAとテクスチュアのAAとに分かれる。
- レンダラーのAA
- テクスチュアのAA
- テクスチュアのオーバーサンプリング
- テクスチュアのブラー
- レイトレースのAA
1.レンダラーのAA
レンダラーの...という言い方は必ずしも適切ではないが、画像全体に均一に適用されるAAである。
「Rendering」メニューの「Render...」のMAX
Defualt Scanline A-BufferのFilterでタイプを設定する。

Blackman = Mayaの擬似
Catmull-Rom = RenderManの擬似
Mitcchell-Netravail = LightWaveの擬似
2.テクスチュアのAA
2〜4のAAはテクスチュアによる設定なので、オブジェクト単位ないしサブオブジェクト単位で行うことができる。
テクスチュアによる最もベーシックなAAは、Filteringと呼ばれている。マテリアルエディタの「Bitmap
Parameters」ロールアウトのFilteringで、マップの平均化の設定を2種類の中から選択する。

Pyramidicalは標準的なAAであり、1ピクセルあたり1バイト余分に負担がかかる。SummedはPyramidicalで満足のいかないAAであるときに使用すればいいもので、1ピクセルあたり12バイト余分に計算する。
Noneを選択すると、テクスチュアのAAは行われない。注意しなければならないのは、Noneに設定すると、4.テクスチュアのブラーもまた無効になる、ということである。
3.テクスチュアのオーバーサンプリング
マテリアルエディタのSupersamplingロールアウトにある。オーバーサンプリングとは、ピクセルをさらに細分化して計算し、通常のAAでとりきれないジャギーを落とす機能。
4.テクスチュアのブラー
マテリアルエディタのBlur/ブラーもまた、テクスチュアのAAの一種である。ロールアウトのBlurは視点とオブジェクトとの距離に基づきブラーをかけるオプションでディフォルトは1.0。Blur
offsetは視点とオブジェクトの距離にかかわらずピクセルを一定の距離ブラーする。すなわち画面に対して平行にブラーをかける。

注意:
既述の通り、2.のFilterの設定がNoneになっていると、ここでいかなる設定をしてもテクスチュアのブラーはかからない。
5.レイトレースのAA
レイトレースで述べた通り、MAXのレイトレーシングは選択的レイトレーシングであり、テクスチュアごとにAAのON/OFFが設定できる。
レイトレースのAAのON/OFFは以下のロールアウトのOptions...をクリックして行う。


上図の、Antialiasingのチェックボックスを使用する。
- Globalをオフにすると、シーン内のすべてのレイトレースマテリアルにおいてAAは行われない。
- Localをオフにすると、そのマテリアルにおいてAAは行われない。
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