3DMax
3dsMAX逆引き辞典

PLUを使う

Max4は、ソフトウェアプロテクトなので、次の場合、Portable License Utility (PLU)でオーソリゼーションコードのエキスポート、インポートを行う必要がある。

  1. メインのハードディスクのフォーマット、ハードディスクを交換する時
  2. BIOSの変更
  3. CPUの変更

C-Dillaにバグがあるので、代理店に再オーソライゼーションを頼む方が確実かもれしない。それでも、自力でやりたい人のために、使い方を説明する。


A.例:
マシンA(MaxのインストールされたPC)からマシンB(MaxのインストールされていないPC)にコードを移す方法。

B. 方法

  1. 最初にマシンBのマシンコードを調べなければならない。

    マシンBにMAX4をインストール(オーソライズされていないので3dsMAXは起動できない状態)、PLUを起動する。
    (PLUは、c:\3dsmax4\pman32.exeにある。)
    PLUのImportタブをクリック、Macine Identification Codeに表示されたアルファベットと数字の組み合わせがマシンBのコードなのでこれをメモする。

  2. マシンAの3dsMAXが終了している状態でマシンAのPLUを起動する。1.と同じ方法でマシンAのコードを調べ、メモしておく。

  3. マシンAのPLUのPoolタブをクリック、Addボタンを押す。
    表示されたダイアログのMachine NameマシンBの名称として適当な名前を入力する。

  4. 上記ダイアログのMacine Identification Codeに 1.で取得したマシンBのコードを入力、OKボタンをクリックする。

  5. Poolのツリー表示の一番下に、2.で入力したマシンBの名前が表示されていることを確認する。

  6. Exportタブをクリック、マシンBの名前が同様にツリー表示の一番下に表示されていることを確認する。

  7. ExportタブでマシンBの名称をクリック、Exportボタンをクリック、Transfer fileラジオボタンをオンにして、Transferボタンをクリックする。
    ライセンスファイルは、"License.ctl"としてハードディスクに保存される。

  8. "License.ctl"マシンBにコピーし、マシンBのPLUを起動してImportタブからそのライセンスファイルをImport。その際、移転元のマシンコード、マシン名を聞かれるので、マシンAのコードと名称を入力する。

  9. Import successful...という表示が出たら、マシンBへのオーソリゼーションの移転は成功。

  10. マシンAにオーソリゼーションを戻す場合は、上記のプロセスを繰り返す。

※つまり、あらかじめ移転先のPCが決まっていないとオーソリゼーションの退避ができない。

※万が一、オーソリゼーションの移転に失敗すると(ファイルの破損、C-Dillaのバグなど)、代理店に最オーソライズを頼まなければならない。オーソリゼーションの移転は代理店の営業日、なおかつ午前中がよい。

 

C.注意

上記の例で、マシンBに移転したオーソリゼーションをマシンAに戻す場合、 マシンAのハードウェア構成が変更されていると、そのままではマシンAへのオーソリゼーションの移転はできない。この場合、マシンAのPLUを起動してマシンAのマシンコードを新たに取得、マシンBからExportする時にそのコードを入力する必要がある。