3DMax
3dsMAX逆引き辞典

画像の縦と横の比率を保つ

ディフォルトの設定でビットマップファイルをマッピングすると、写真はオブジェクトいっぱいの大きさにマッピングされ、縦と横の比率が崩れる。
これは、オブジェクトにマテリアルを設定した時点で、MAXが自動的にUVW Coordinateを内部的に適用するためである。(この内部的なUVW Coordianteは、ユーザーがUVWモディファイアを適用した時点で失われる。)

正しい比率のマッピング
比率が崩れたマッピング

 

正しい比率でマッピングするには、二通りの方法がある。

  1. UVWモディファイア
  2. 古典的なテクニック

 

1. UVWモディファイア
オブジェクトへのマッピングの後、UVWモディファイアを適用、UVWモディファイアの「Bitmap fit/ビットマップフィット」をクリック、ここで同じ写真データをもう一度選択する。するとマッピングの縦横比が選択した写真の縦横比と一致する。

2.古典的なテクニック
マッピングする画像と同じ縦横比を持つ平面のオブジェクトを作成し、その上にマッピングする。この方法の利点は、あたかも一枚の絵のようにモデリング空間の中でマッピング画像が移動できること。

 

おおよその比率でいいなら、次のいずれか。

  1. UVWモディファイアのGizmoのリサイズ
  2. マテリアルエディタのCoordinates

Gizmoのリサイズについては説明するまでもないと思う。
2.に関しては、マテリアルエディタのCoordinatesのMirrorとTileをオフにして、「Tiling」のパラメータを変更する。メリットは、設定が簡単で、UVWモディファイアを使わないこと。

マテリアルエディタの「Bitmpat Parameters」ロールアウトのCrpping/PlacementのPlaceでも画像の縦と横の比率を変えることができる。しかしながら、これによる設定は、CoordinatesのTilingの値を変更するとくずれるのでおすすめできない。