引き伸ばす
1.スプラインの引き伸ばし
Extrudeモディファイア
スプラインに自動的に面を貼り、引き伸ばす。 Text
shapeを立体化する時にも使える。
しかしながら、引き伸ばした角は鋭角になる。
今時、こんなオブジェクトは使えない
角を丸くするには、Extrudeでなく、Bevelモディファイアを使う。
ヒント:
Adobe Illustratorのファイルを3dsMAXで開くと、スプラインになる。AやQ、Oなどの中抜きのアウトライン化した文字や形状も、Extrudeモデフィァイアで正常に立体化できる。
Bevelモディファイア
スプラインに自動的に面を貼り、引き伸ばす。引き伸ばした側面を3つのレベルでコントロールし、面取りを行う。 Text
shapeを立体化する時にも使える。
引き伸ばした角を丸くするにはBevelモディファイアのロールアウトのSurfaceのCurved
Sidesをオン、Segmentsを2以上にする。Levelは2以上に設定。
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角がほんの少し丸くなっている
Bevelモディファイアで引き伸ばすと、角を丸くすることができる。しかし、扱いにややコツが必要である。たとえば、Startキャップは、文字の底面であり、Endキャップは文字の上面であるなど。
注意:
上図では、ほんの少ししか角が丸くなっていない。
Out Lineパラメータを大きくとってこれ以上角を丸くすると、下の図のように文字の中が抜けたり、抜けるべき部分が埋まってしまう。

このようになる原因は、ワイヤーフレームで文字を表示するとわかる。下の図を参照。

MとAにおいて、上端の頂点が突き出ている。
Xではそのようなことが発生していないので、 きちんとBevel化されている。
すなわち、文字のどこかに狭い面積で接している部分があると、容易にOut
Lineパラメータの限界に達し、エラーを生ずる。
これを避けるには、IntersectionsのKeep
lines from crossingをオンにする。ディフォルトでオンになっていないのは、計算が非常に遅くなるから?
しかも、 赤い丸印に見られるように、丸みのプロファイルが均一にならない。

綺麗なBevelにならない。
2.エッジの引き伸ばし (Meshオブジェクト)
a. EdgeサブオブジェクトのロールアウトのExtrude、Bevel。
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複雑な形状には向いていない。
b. あるいは、Shiftキーを押しながら、辺を移動ツールでドラッグ。
3.面の引き伸ばし (Meshオブジェクト)
a. FaceサブオブジェクトのロールアウトのExtrude、Bevel。
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複雑な形状には向いていない。
b. あるいは、Shiftキーを押しながら、面を移動ツールでドラッグ。
Face
Extrudeモディファイア

サブオブジェクトのFaceで特定の面を選択した後、このモディファイアを乗せる。
同一のMeshオブジェクトにおいて、複数の異なる面をFace Extrudeで引き伸ばすには、Mesh
SelectモディファイアをFace Extrudeモディファイアの下に置き、どの面をExtrudeするかを指示する。

同一のMeshオブジェクトにおいて、複数の異なる面をFace Extrudeで引き伸ばしたスタック。上から二番目のMesh
Selectモディファイアが、一番上のFace Extrudeに対応している。
4.面の引き伸ばし (Primitiveオブジェクト)
Face
Extrudeモディファイア
Mesh Selectモディファイアでどの面をEextrudeするか設定し、その上にFace
Extrudeを乗せる。

Box プリミティブをFace Extrudeで引き伸ばすには、Mesh
Selectモディファイアが必要。
5.その他
Loftモディファイアは、スプラインに沿ってShapeを引き伸ばす。
Bevel
Profileは、Shapeに添って、横断面のスプラインを引き伸ばす。
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